ささやかな日々 ーある無職のぼやきー

無職だから見えるモノ、無職だから感じるコトをつづっていきます。

【僕が会社を辞めた理由(8)】道行く大人が全員立派に見えて泣いた

f:id:mrmushoku:20171009064245j:plain

 

よく「視野が広がる」「見える世界が変わる」ていうじゃないですか。

恋人ができた時とか
海外旅行から帰ってきた時とか
仕事で上のポジションに就いた時とか。

 

今まで漠然と眺めていたものに対して、
ちがう価値とか新しい側面を見いだせるようになると
そんな表現を使いたくなるのでしょう。

 

無職になる直前も、新たな世界が待っています。

 

ある日の帰り道。
会社がイヤでイヤでしょうがなく、
失意にまみれた真っ最中。

 

駅に続く道をとぼとぼ歩いていたら
当然、たくさんの人を目にするわけです。

 

「ここにいる人はみんな、書類選考に通って
面接を二回もクリアして、仕事で成果を出して、
その会社にいることを認められた人なんだよなあ」
とか。

 

「学校を卒業して、やりたいことのために努力して
頑張っている人なんだよなあ」とか。

 

早い話、みんな立派な大人なんだよなあ……と。

 

まあ、日常的に落ちこぼれ意識は持っているものの、
かなりヘコみました。

 

そうですよね、みんなちゃんとした大人なんですよね。

 

ここで「僕も頑張るぞ!」とならず
「頑張れる人は頑張ってください……」と
弱気になっているあたり、無職になるようなメンタルなのかもしれません。
あはは。

 

でも、ちょっと気になることが一つ。

辛い状況にいる人に対して
「気持ちだけでもポジティブに!」
と応援することがあると思います。
実際、僕もそう考えていました。

 

でも、「気持ちだけでもポジティブ」に
なれない人もいるんですね。
そういう人への心遣いができるようなコツを
無職期間中に見つけたいものです。