ささやかな日々 ーある無職のぼやきー

無職だから見えるモノ、無職だから感じるコトをつづっていきます。

無職は承認欲求が強く、それを満たすものがない

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無職は社会的地位が低いので、この記事を見ると思うところがあります。

togetter.com

 

ここ数年、「コミュ力」「承認欲求」「自己効力感」
なんて言葉を聞くことが多くなりましたね。
無職になると、このあたりの数値が著しく低下します。

 

リンクの記事は
高齢者はキレやすい。なぜなら、社会から冷遇されていると感じるから」という投書に対して、ああだこうだと言ってるわけです。

 

まあ、わかります。

 

なんというか無職が「社会から冷遇されている」のは
ある種の被害妄想なわけですが、
そう思わざるを得ません。

 

何かストレスが発生した時に
「どうせ僕が無職だからでしょ」
とすねたり、いじけたりするシーンは
ほぼ毎日起こります。

 

僕はもともと平和主義というか気が弱いので、
何かフラストレーションが起きても
うじうじしてるうちに自己消化できます。

 

が、気が強いというか荒いっぽいというか
血の気の多い人はフラストレーションが起きた時に
怒りの矛先が人に向かったりするのでしょう。

 

こんなことがありました。

 

自転車に乗っていた時のことです。
向こうからパトカーが、サイレンを鳴らしながらやってきました。
いわゆる緊急車両。

 

パトカーも「直進します」とか言ってて
当然、車両も歩行者もみんな道を譲りますよね。

 

そしてパトカーが通り過ぎる時に、こう言ったんです。

 

「はい、どーぞー」

 

……え?
いや……「どうぞ」?

 

別に恩着せがましく言うつもりはまったくないけど、
こっちはみんな道を譲ってるんですよ。

 

もちろん、パトカーだし、譲るのは当然だし、そこはまあ違和感ないんですけど。
通り過ぎる時に「どうぞ」てのはどうですかね。
別にへりくだる必要はないけどさ、
「ご協力ありがとうございます」とかで良いんじゃないのかなあ。

 

「どうぞ」って。何その偉そうな態度。

 

え、僕が無職だから、そういうぞんざいな扱いしてんでしょ。
バカにすんな!

 

とか思いましたからね。
もちろん、何かアクション起こしたわけではないんですけど。

 

長くなってしまいましたが、そんなこんなで
無職は社会における価値とか存在感とか承認欲求とかがほぼ0なので、
非常に繊細です。人によっては、それがきっかけで爆発しちゃうと
反社会的な行動を取ってしまうかもしれません。

 

まあ、アイデアは何も浮かびませんが
無職の存在を肯定できるような仕組みがあれば……
て別に必要ないですね。無職だから。あはは。

【僕が会社を辞めた理由(13)】対人コミュニケーションが激減した

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仕事を続けるか辞めるか、という
深刻な問題。

 

考えている時は、基本的にマイナス思考になります。
まあ、これは僕の性格的なことかもしれませんね。

 

マイナス思考なので楽しい話ができにくくなり、
ツッコミのキレやトークを盛り上げる気力もなくなり……。

もちろん、自分ではそんなつもりないのですが
人と話していても盛り上がらないのです。

 

そんなこんなで、家族や同僚と話す機会が減り
もともといない飲み友達と飲んだり話したりすることもなく
必然的にコミュニケーションが少なくなりました。

 

話すことがなくなるから、トーク力が下がり
頭の回転も遅くなってしまい
話すのが下手になります。
やましいことは何もないのに、歯切れが悪くなり
基本的にあわあわしちゃ。

 

言ってみれば、人間的な魅力の低下……。

 

悩みはなるべく早く解決するに限りますね。あはは。

大企業に縁はない

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転職をポジティブに考えると
キャリアアップのチャンスとも言えます。

実際、ヘッドハンティングされたり
自分のスキルや経験を高く評価してくれる職場だと
お給料が上がったりするんでしょう。

 

そもそも、勤労の義務があるとはいえ
職業選択の自由があるわけですから、
どんな仕事に就いたって良いんです。

 

早い話が、同じ業界にこだわる必要もないということ。

そこに気付くと、一気に視野が広がります。
ゲーム、エンタメ、広告、出版、ウェブ、ITといったように
どの業界にも隣接した領域があるはず。

さらに営業・事務・コンサル系なら、
売るモノがちがうだけで活躍できるフィールドは一箇所とは限りません。
要するに、本当に自分のやりたい仕事を選ぶのが大事。

 

ということで、いっそ畑ちがいの企業に応募してみようと考えました。
しかし、別の業界の実情は正直よくわかりません。
とりあえず、ミーハー感覚で自分が好きな商品の会社を調べてみることに。

 

まず初めは、ユニークな世界観を持つお菓子を扱う「湖池屋」。
ここは惜しくも、中途採用は行っていませんでした。

次に、ゲームなどファンに愛されているエンターテインメント企業の「namco」。
ここも残念ながら、中途採用はありません。

いや、ちょっと待てよ……と調べてみたら
大企業は中途採用してないところが多いんですね。
僕の一般常識力のなさがバレてしまいますが、
これには驚きました。

 

公務員にも年齢制限があるようですし、
なんというか、人生の選択肢はだんだん狭くなっていくんだなあ。

人生ゆるく生きてきたけど、時間は限られていることを見せつけられました。
もっとこうね、シビアにね、自分の進路を見定めてね……。
がんばりましょう(小声)。

【僕が会社を辞めた理由(12)】痩せた

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仕事を辞めるかどうかを考えている時って、
思考の優先順位が変わるんですよね。

 

日常において、考えるべきことが
続けるか辞めるか > 日々の仕事 > 家庭・家族 > 世間 > 自分のやりたいこと
みたいに、本当は大事にしなきゃいけないことが
どんどん後回しになってしまいます。

 

そんな毎日なので、自分のみだしなみについても
ほとんど無頓着に……。
いや、それは言い訳かもしれませんね、おしゃれな人は
転職を考えるより、自分をいかにステキに見せるのかが大事かもしれない。

 

まあ、僕はもともと自分の身体の変化に鈍感なので
同僚から「あれ、ちょっと痩せましたね」と言われるまでは
気付くのも遅かったです。

 

おそらく痩せるというのは、わかりやすい体調変化のサインですよね。
肌は内蔵のサインとも言われるように、
身体がストレスで悲鳴をあげていないか
きちんとケアしてあげましょう。

 

転職ダイエットはおすすめしませんよ、あはは。

ウチの夫は仕事がない

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無職は社会から切り離されて、孤独の中に安らぎを求めています。

流行っているものや注目されているものに、あえて背を向け
自らの深淵を覗き込む日々。

マスメディア全般に、ある種の遠慮を感じていました。
そんな中、ふと目に飛び込んできたもの。

それは、
『ウチの夫は仕事ができない』
というドラマです。

www.ntv.co.jp

 

それを知った時の悪寒と言ったらもう……。

僕に言わせれば、仕事ができないのはまだ良いですよ。
こちとら、仕事すらないですからね。

 

このブログでは、無職ならでは日常を
イジイジと発信してきました。

辛い、しょぼい、居心地が悪い……
でも自由だー!
みたいな。

でも、妻から見たらどうなんでしょうね。
同情?哀れみ?いらだち?情けない?応援?嫌悪感?
「こんなのと結婚するんじゃなかったー」
とか思ってるかもしれませんね。
おそろしくて聞けません……。

 

無職期間で、何か奥さんに変化はあったでしょうか。
ぜひ、世の中の既婚者無職の方に聞いてみたいものです。

家族が増えた

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社会やコミュニティにおいて、常に端っこに位置している無職。
しかし、それでも世界はまわっています。

当然のことながら
家族みんなの生活があり、人生がありますよね。

遠回しにすみません、そこで本記事のタイトルに戻るわけです。

家族ができました。

 

いえ、子供ができたわけではありません。
そういうのは、まったく、ていうか無職の日々に
そんな余裕があるわけじゃなく、そもそも
無職になる以前にそうしたパワーがモゴモゴ……。

 

はい、話がそれましたね、すみません。

兄弟が、結婚することになりました。
おめでたい話にちがいないですね。
もちろん、全力でお祝いするわけです。

本当は、本当は、あの、すみません、本当にこういうのがアレだと思うんですけど
「ご祝儀やべーなー」みたいなことがよぎったのも事実で、はい、ごめんなさい。

 

さて、そこで当然、顔合わせがあるわけですよね。

辛い……。

これには、親も同情していました。
「お前がこんな時に、ごめんね」と。
いやいや、それを言われたらもう。
「むしろ恥ずかしいのはそっちですよね、すみません……」と。

空気を察したというか、事前に共有があったんでしょうけど
就活の状況や仕事の話に触れることなく、
ご挨拶の場は淡々と進んでいきました。

あれですね、家族はみんな大人になったんですが
仕事の話しなくても意外と持つものなんですね。
思い出話とか、子供の話とか、結婚する当事者たちの話なんかで
一応、傷をえぐられることなく済みました。

なんていうか、申し訳ないですよね、こういう1シーン1シーンのすべてで。
みんな気を遣ってるんだろうなあ、という空気感。
祝福のコミュニケーションに全力を尽くしても
「お前、無職なのにムリすんなよ」
と言われてしまうと強制終了みたいな。
そんな綱渡りの表現て、妙なスリルがありますよ。
……何を言ってるんですかね、僕は。

そうそう。お嫁さんはとっても良いお嬢さんで良かったです。
例え僕が無職であろうと、二人の幸せには
何の影響もないでしょう。お幸せに。

 

さてさて、無事に顔合わせが済んだとはいえ、
翌日に謎の筋肉痛や倦怠感がありました。
首こりというか、肩こりというか。

よく「肩身が狭い」ていうじゃないですか。
言葉そのまま、無意識にちょっと肩をすぼめて
キュッとしてたんじゃないですかね。
あはは。

【僕が会社を辞めた理由(11)】昼休みすら苦痛

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会社を辞めようか残ろうか、
いえ、6:4か7:3で辞めたいと思っていた時のこと。

 

基本的に昼休みは一人でいることが多いのですが、
この時間すら苦痛になっていました。

 

どこに行っても
「誰かと会ったらどうしよう……」
会社にいても
「話しかけられたらどうしよう……」
仕事をしていても
「ねぎらってもらってもどうしよう……」
みたいに、すべての思考がマイナスに働いてしまう日々。

 

そこで、僕は基本的に隠れることにしました。
おそらく絶対に誰も来ないであろう場所に身を隠すのです。

 

墓地、遠くのコンビニ、スーパーのトイレなど
会社から適度に離れていて
なおかつ人目につかないスポットに
一時的な癒やしを求めさまよっていました。

 

この時ばかりは、魔法のアイテムが欲しくなります。
理想は、魔法陣グルグルに出てくる「魔除けのコイン」。

【魔法陣グルグル】詳細解説付き・アイテム大全集 - 紫の物語的解釈

 

 

口にくわえると、自分の姿が敵から見えなくなる便利アイテムです。
ていうかこれなら、今だって欲しいな。