ささやかな日々 ーある無職のぼやきー

無職だから見えるモノ、無職だから感じるコトをつづっていきます。

【僕が会社を辞めた理由(9)】満員電車の殺意

f:id:mrmushoku:20171011180150j:plain

前職の前、僕は自転車通勤でした。

というより、高校大学社会人とずっと自転車通勤なので
前職までは満員電車の辛さを味わったことがないのです。

もちろん、イメージは持っていましたし、
何度か経験したこともあります。

しかし、毎朝の通勤で満員電車に乗るのは初めてでした。


めっちゃしんどくないですか……?


なんというか、ただでさえ人混みがニガテなのに
おしくらまんじゅう状態で常にピンチ。
しかもみんな殺伐としてて、無慈悲な世界ですよ。

においもアレですよね。
香水やら汗やら加齢臭やら。

マナー的なものも気になります。
シャカシャカイヤホン、ドア付近でどかない人、
列をおしのけて座る人などなど。

車内でのストレスに耐えて、降車駅に着いた後も
階段に殺到する人たちの群れに怯える日々。

 

なんか、満員電車に乗ってて
ステキな光景に出会ったことがありません。

 

「万人の万人に対する闘争状態」

 

これは、ホッブズという哲学者が残した言葉です。
会社を辞めるかどうか考えていた時期は、
満員電車に乗るたびにこの言葉が浮かびました。

 

闘争というより、殺意とも呼べる空気。

男の子は電車が好きになりがちですが、
殺伐とか殺到とか殺意とか
大人は電車にこんなイメージを持ってしまうのでしょうか。

 

無職になって得られた数少ないメリットの一つは、
満員電車から逃れられたということかもしれません。