【僕が会社を辞めた理由(2)】人を助けられなくなっていた
ある出勤時のこと。
いつも通り、死んだ目で電車に乗り
会社の最寄駅に着きました。
そしていつも通り、
「今日も楽しくない仕事に追われ
ネチネチと詰められるんだろうなあ……」
と絶望しながら歩くこと数分。
道端にへたりこむ人を見つけました。
普段なら、というか前職の頃は
とりあえず「大丈夫ですか」の
声ぐらいかけたと思います。
でも、退職前は何ていうんでしょう、
人を助ける余裕がなかったのです。
気力とか体力とかいろいろピンチで
「まあ、なんか頑張ってください……」
と平気でスルーしまいました。
その後に生じた罪悪感というか
後味の悪さというか。
「ごめんなさい、今の僕では
あなたの力になれません」と自覚した時、
これは退職を考えるきっかけの一つになったと
感じたわけです。
みなさんも、自分に人助けをする余裕がなくなってないか
チェックしてみてください。