ささやかな日々 ーある無職のぼやきー

無職だから見えるモノ、無職だから感じるコトをつづっていきます。

【僕が会社を辞めた理由(14)】ネカフェに入り浸るようになった

おひさしぶりです。
無意味にブログ更新もサボっていました。
無職だからね、あはは。

 

 

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退職を考えるとブルーになるので、基本的に会話がなくなります。

妻との距離感というか家庭の空気感というか

そういうのがもうぜんぶ辛いので、家にいたくなくなるのです。

そこで逃げ込むのが、ネットカフェ。

ファミレスやファストフードは、活気あふれる若者でいっぱいだし

公園や図書館は頑張る人の憩いの場みたいな感じなので居づらい。

 

ということで、誰もいないし適度な倦怠感のあるネカフェに溶け込みたくなるのです。

ああ、誰もいないって平和……。

 

無職は身の丈を知らない

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就職活動って、みなさんどうしてますか。

 

ハロワの紹介っていうのも一般的だと思いますが
今だと転職エージェンシーっていうんですかね、
そういうサービスを使う人も多いのではないでしょうか。

 

営業とか医療とか広告とか
業界ごとに専門のエージェンシーがあって
効率よく企業と出会えるようになっています。

 

僕も、とある業界のエージェンシーに登録しました。
すると、結構有名な会社をたくさん紹介してくれるわけですよ。

 

ほかの業界はちょっとよくわかんないですけど、
大学で言ったらMARCHぐらいな感じ。
たぶん早慶上智とか最難関校は
よっぽどスキルとか実績がないと
引っかからないっぽいですが、
それでもここ入れたらすごいじゃんていうレベル。

 

で、別に僕は輝かしいスキルがあるわけじゃないけど
もしかしたらこういう会社に入れるかもしれない……!
とか思っちゃうんです。

転職は、人生の休憩時間とか、空白期間じゃなくて、
スキルアップのチャンスかも……!
とか思っちゃうんです。

 

なんていうか、自分の可能性とか市場価値とかを
過大評価しちゃうんですよね。

 

が、落ちます。

 

ことごとく、落ちます。

 

書類(一次審査)であっさり、落ちます。

 

まあ、その程度ですよ僕は。

 

転職エージェンシーは、もうちょっと身の丈にあった求人をして欲しいなあ。
ちょっと期待しちゃうじゃんか。
落ちるとめっちゃへこんで、モチベーションとか意欲のMAX値が
少しずつ減っていくんですよ。

 

早い話が、すぐ妥協したくなる。どこでもいいや、って。

 

だから、そのためにも
なるべく身の丈にあった紹介をしてほしい。

 

なぜなら無職は、所詮無職。
自分を客観視なんてできないのだから……。

無職はいじけててもしょうがある

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無職に限らず、社会的弱者や
承認欲求が満たされていない人たちは
イジイジ、ウジウジしてることが多いでしょう。

 

僕もそうです。
というか、基本的に仕事してても
そんな感じなんですけどね。

 

で、そういうマイナス思考でネガティブシンキングなスタンスでいると
よくこう言われます。

 

「いじけててもしょうがないだろ!」て。

 

たしかにそうです。いじけてても、何も生み出しません。

でも、良くないですか、別に。

 

ストレスとかフラストレーションが暴走して
自制が効かなくなって、衝動的かつ破滅的な行動起こして
一生後悔するようなことしちゃうよりもさ。

そうやって勢いに任せて頑張っちゃうとやばい人もいるわけで。
いじいじしてた方が良くないですか?

 

そう言って僕は今日も、おうちでじっとしてます。

無職の反抗は自滅への道

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不買運動ってあるじゃないですか。
不祥事を起した企業の商品を買わないようにしよう、という運動。

 

不祥事じゃなくても、自分のポリシーに反する企業の商品は
買わないようにしようという思いは日常にもあると思います。

無職の僕は、精神的にこじらせているので
その感覚がありました。

 

要するに、自分を不採用にした企業に関連するものを
一切排除しようとしたのです。

 

例えば
任天堂なら、任天堂のゲームをしない、とか。
日清なら、カップラーメンを食べない、とか。

 

でもすぐに気付きました。
名のある企業ばかりを受けたわけではありませんが
落ちまくっていると、生活できなくなることに……。

 

正当性やポリシーのないキャンペーンは
身を滅ぼすことを思い知りました。

ハロワの講習会まとめ

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失業保険をもらうためには、講習会の参加が必要です。
朝9時から座って人の話聞くなんて
学校かよ……と思いますが、これ行かなきゃ
お金もらえないので仕方ありません。

 

会場につくとただよう、負のオーラ。
「ここにいる人はみな失業者、いや……
人生を憂い嘆き苦しむ”失望者”だ」
みたいな、カイジとかその辺の
アウトローな感じのマンガのセリフが浮かびました。

 

さてさて、おせっかいながら、ざっと内容をまとめてみましょう。
え、ダメなのかな?知らんわ。

 

求人倍率は2.1倍。
事務は0.5倍、福祉は5倍以上と
職種で大きく差がある。
人気の職種は募集があっても2、3日ですぐ埋まるので
迅速な対応が必要。

 

・失業期間は、平均73日。

 

・早めに就職した方が良い理由
経済的安定、離職期間は短い方が企業にとって好印象、生活リズムの安定といったほかにも再就職手当の支給、社会保障・ボーナスの増加といった面もある。

 

・企業が応募者の書類を審査する時間は5〜10分。
だからこそ、見やすくわかりやすく、アピール度の高い書類を用意しましょう。
(ハロワで添削もしてくれる)

 

このあたりの再就職豆知識をもらった後に、
ハロワの案内や利用方法の説明があります。
育児中の人向けの「マザーズハローワーク」や
若者向けの「東京わかものハローワーク」とか。

 

ほかにも職業訓練とか各種セミナーがあったり、
LINEでの情報提供はあるんですよー、とか。

 

・意欲、コミュ力、営業力、交渉力といった
「就職力」は、時間とともに低下する。

 

・今後の流れと手続きについて。

 

そんなこんな、思ったより勉強になりました。
パワポは情報量が詰まっているけど、デザイン的にちょっと古いけど味のある
いわゆる「お役所感」丸出しで、おもしろかったです。
ほんとに、良い意味で。
むしろ、じっくり見たかったのに、プレゼンのテンポがちょっと早かったので
隅々までメモし損ねたぐらいですから。

 

時間も正味、10分15分ぐらいでした。
予定より5分ほど早く終わったので、なかなか優秀です。

 

「この程度のことなら、書類の配布やウェブで確認させろよ!」
と思うかもしれませんが、僕らは無職。
どうせ読まないし、下手したら目を通すこともないかもしれません。
そこで何かあった時に文句言うもんだから手に負えない。
だからこそ、朝イチでハロワに出向き
お話を聞くわけですね。納得。

 

無職にならないと経験できないことの一つ、
それがこの講習会でした。ありがとうございます。

 

【余談】
ていうか、どこにでもいるんですね。
声がやたら大きくて、でもなんか礼儀正しいおっさんとか。
あと、いきったファッションでミュージシャンかクリエイターか
何くずれなのかもわからん兄ちゃんとか。

なんとなく、無職になってからひさびさに
社会の縮図を垣間見た気もしました。

無職だけどサンリオピューロランドに行きました

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すみません、無職なのに最高に楽しい所へ遊びに行っちゃって。

 

もともと招待券を家族分もらっていて、
仕事が決まったら行こうと思ってたんです。

でも全然決まらなくて……。
とはいえ有効期限が迫っているので、
正直、乗り気ではないものの行くことにしました。

 

誤解を招かないように書いておきたいのですが
乗り気ではないというのはあくまで個人的な心情です。
サンリオピューロランドは大好きです。
大好きなので、無職という
わわば精神的に負い目を感じている状態で遊びに行くのが
はばかられたのです。
繰り返しになりますが、大好きです。

 

さて、あんまり書くと長くなるので
サンリオピューロランドに行って感じたことを
箇条書きで残して参ります。

 

・かわいい順
サンリオピューロランドの世界でかわいいのは、
まずキャラクターがいますね。
そして、ぶりぶりロリロリのファッションしてる
サンリオ好きのお客さんもかわいいです。
さらに、ショーに出演してるキャストのみなさんも
なかなかかわいいんですよね。
でも僕が一番かわいいと思ったのは、そのキャストの背後にいる
踊っていないお姉さん。

基本的にカートを運転するのが仕事なので、
座りながらニコニコ踊ったり手拍子したりする感じ。
ガチなダンサーじゃないんですかねえ。
でも、フリの要所は押さえてるから、ムダな動きがないんですよ。
それがかえって洗練された印象を与えるというか、
むしろ現役じゃないけどスペシャリストみたいな、
影の実力者みたいな。
その特殊な存在感もあってとてもかわいいのです。


・けろっぴに泣ける
僕が子供の頃に、けろっぴがいました。
もう何年いるかわからないほどの大ベテランですよね。
人気投票とかでも上位に食い込むわけじゃないし、
いわゆるトッププレイヤーではありません。

でも甲子園の高校球児みたいに。
全国から注目されるスターもいれば
ベンチ入りもできず応援席にいる人もいるわけで、
目立たなくてもきちんと試合(ステージ)にいるだけで
すごいっちゃすごいんです。

かえるという、決してアドバンテージではない宿命を背負いながら
ぴょこぴょこ動いて頑張って……。
なんかもう感動します。

しかも、キャラクターが一人ひとり呼ばれる歌があるんですけど
なんだっけ『♪MIRACLE HEART LIGHT [ミラクルギフトパレード]』でしたっけ。
歌詞乗っけていいのかわかんないですけど、
このリンクをご参照ください。

puroparadelyrics.blog.fc2.com

けっこう最後の方なんですよね。
人気投票で言うと、たぶん、下位の方なんでしょうね。
それは事実。
でも上位であれば良いというわけじゃなく、
ちゃんとファンに愛されていれば良いんです。
でも、現実的に安心できない立ち位置というか
それがなんかこう、ギリギリ感あって。
「追い込まれながらも、めっちゃがんばってんなあ……」みたいな。
だから僕は今、そんなけろっぴが好きです。


・サンリオはつまりオールスター
キャラクターはそれぞれ主役のストーリーがあって、
それがピューロランドで一堂に会します。
そのオールスター感というか、スペシャル感というか。
スパロボみたいですね。
AKBとかよくわかんないですけど、似てるんじゃないでしょうか。
それぞれにストーリー、ヒストリーがあって
ソロとユニットとかで主役級の活躍してて
でも本体のグループでみんなと一緒にパフォーマンスしてると
感激もひとしおという。


マイメロディのラスボス感
マイメロちゃんは、最初はカートに乗って登場するんですよ。
座りながら、ふにゃふにゃ踊ってるんですよね。
で、クライマックスになるとおもむろに立ち上がり
カートから降りてきて、立って本気ダンスを始めるんです。
そのラスボス感たるや相当なものを感じました……!

よくあるじゃないですか、ボスは最初、主人公たちをナメてて
ハンデのつもりで手抜きで戦うんですよ。
でも、主人公たちが意外に善戦するもんだから
本腰入れて戦うとめっちゃ強いっていう。
フリーザとかバーンとか)


・大人ひとりだと肩身が狭い
娘と嫁が別のショーに行っている間、
メインのショーの場所取りのために
一人でぼんやり座っていました。
するとおばさんがこう話しかけてきたのです。
「小さい子供が見るので、ここいいですか?」と。
「あ、えっと、うちも子供がいるので……」と言ったら引き下がったわけですが、
何でしょう、おっさん一人で見に来たと思われんでしょうね。

いや、いなくもないし、そういう人を否定する気もないけれど
子供用のかわいいバッグとかいろいろ荷物持ってたんだから
ちょっとは察して欲しかったなあ。
無職特有のしょぼいオーラが出てたんでしょう。


・ミラクルハートライトの仕組みがわからない
ご存知ない方もいると思うので、簡単な説明から。
ミラクルハートライトという、光るおもちゃがあります。
これをショーのパフォーマンスにあわせて振ったりするんです。
でも、すごいのは、色がね、変わるんですよ。
自動で、しかも、一斉に。
つまり、曲が盛り上がるところで、お客さんのミラクルハートライトも
一緒に色が変わるので、一体感がすごいー!

 

 

すみません、まとまりもなくめっちゃ長くなりましたね……。
それぐらい楽しくて感動したんですよ。

 

無職期間でしょぼしょぼした日常を送っていたので、
すごい陳腐な表現でアレですけども
乾いた心に潤いと与えてくれたというか。

 

とってもたのしかったです。おしまい。

どうせ無職だしなあ

https://4.bp.blogspot.com/-qMTjibkyRbo/WFo-02D7bBI/AAAAAAABAik/DWHWfaI-37A8WMNfBo0CvmNlzyjkwojUgCLcB/s400/gake_tasukeru.png

抽象的な話で申し訳ありませんが、
がけっぷちの時の力ってあると思うんですよ。

 

実力がほぼ同じ二人が勝負をして、
勝つのはちょっとした運を持っている方だったり。

そして、その運を呼び込むのは
より勝ちたいという想いが強い方だったり。

 

話は飛躍するようでまた恐縮ですが、
いざという時に自分を救うのは
ある種の執着だと思うんですよ。

生死の境をさまよっている時に
「絶対に生きてやる」という想いがあると
救われるような。

 

例えば、つってこんな例えは非現実ですけど
雪山で雪崩にあって遭難している時に
「絶対に生きて帰るんだ!」という想いがあれば
何かの拍子で救助されるような。
フィクションの見すぎですかね……。

 

つまり要するに、天災とか病気とか事故とか
生命の危機に晒された時に、
あっという間に負けそうなんです。
「どうせ俺、無職だしな……」
「無職なのに生きながらえたってどうせな……」
つって。

 

まあ実際、僕が死んで困るのは
家族ぐらいなもんで
社会的な影響力なんてほぼゼロではありますが。

 

いざという時の底力や人としてのバイタリティに欠けるということで、
慎ましくひそやかに生きていこうと思うのです。